そして上海双六のごとく行ったり来たりを繰り返したあと(タクシー代安くてよかった・・・)
ついに辿り着きました!「ハワジョ・オールスィート」!!!
ロビーで彼らのマネージャーに会って、彼のパートナーとも久々の再会でハグをしたあと、何だかホッとして、力が抜けた。涙が出てきそうになりました。
そしてマネージャーのスィートに通されてリビングで待つこと10分…。
ついについについに!!!
HKgirl met NYboy @SH!
感動しました。その瞬間自体は、周りに人がいたので絵に描いたような「感動の再会」とまではいかなかったけど、そのあと、私たち二人のお気に入りの曲、プリンスの「ピンク・カシミア」になぞらえて、ピンクのカシミアショールを巻いた私をギューーーーっと抱き寄せてくれたとき、
ビバ!!上海!!!
過去二日で早くも香港シックだった私を、一瞬にして上海ランデブーモードに引き寄せてくれました。
そして、上海の色んな観光地をめぐりました。
勿論、他にもスタッフたちがいたんだけど、気をつかって移動のタクシーなんかは全部二人っきりにしてくれる。ありがたや。
二人っきりになるたび、「このまま別のところに二人で逃げよう」と話してみたり。「マネージャーに殺されるよ。すっごく張り切ってるじゃん、上海案内するの」とかルイが言うと、「だよね・・・」としょげる彼。
でも再会した初日の夜、二人きりで過ごしたかった私たちを、拒否しまくってるにも関わらず無理やり、他のアホな共演者が打ち上げパーティに引っ張っていき、しぶしぶ、雨の真夜中の上海のストリートを、皆から少し離れて歩いていたときのこと。。。
「しょうがないよね、今日はショーの打ち上げだし、こうやってつまんないパーティに出るのもショービジネスの仕事だよね・・・」
「顔だけだして30分で帰ろう。付き合いってのはあるからね」
そう話していたとき、ふと彼が立ち止まって、ルイの目をじっと見つめて言った。
「ルイ、逃げよう」
・・・まじで!!??
「いいの!?怒られない!?私だったら大丈夫だよ、30分くらいなら何とか」とか言ってるうちにタクシーを止め、前を歩くほかの連中が後ろを振り返った瞬間、彼は
「バーイ!」
と言って私ごとタクシーに転がり込んで、その場から逃げ去った。
雨の上海をタクシーで文字通りランデブー。
そしてルイは、心底こいつを好きだと思った。
つづく