東京藝術大学大学美術館にて 『バウハウス・デッサウ展』鑑賞。
大学時代、教わっていた講師の先生が芸大の助手も兼任していた為、時々、芸大には行ってみたり、挙句の果てには学食で御飯を食べたりしていた事もあったのですが、すっごい久々に芸大の敷地へ足を踏み入れた今回。
過去、何度となくバウハウスに関する展示は見ていましたが(そういえば今は無きセゾン美術館でのバウハウス展にも行ったなあ……お洒落イスのブームが沸き上がっていた頃だったかと思うけど)、今回のこの展覧会がとても面白かったのは、単によくある製品展示というものではなく、むしろバウハウスで何をどの様に教えていたか、という授業内容に重点をおいていた展示だったという事。
専攻していた学科によって、何でバウハウスに触れるか人それぞれだとは思うのですが、嘗て授業で学んだ事の原点はこれか、と興味深く面白く見る事が出来た今回の展示内容。
まぁ、単にオシャレ椅子とかの展示を求めて来てしまった人にとっては、何だか判り辛いというかさっぱりな可能性も高い内容だったのかもしれませんけど。
だってバランスを取るモビール制作とか、ダンボールを色々な素材で型を付けたり傷付けたりする展示がずらっと並んでたりする訳ですよ。
因に私の場合、一番最初に触れたのはテキスタイル・デザインを学んでいたせいもあり、ウイリアム・モリスからなのですが。
職人にはいくつかのランクがあるのは当然ですが、マイスターというドイツならではの言葉の響きは言うまでもなくイメージを増幅させるよな、と。
日本語に直すと親方ですよ、親方。
どちらも頑固親父には変わりないイメージですが、片や捻りハチマキに腹巻に地下足袋。
片や皮のエプロンをして金槌を持っていそうなデカいけど神経質そうなおっさんだし。
肉食って昼間からビールを飲む国は違うね、やっぱ。
それだけで確実に強そう。
ところでバウハウスの校舎が今も現存し、更には学生寮だった棟が宿泊施設として使われている事には驚き。
というか、もっと恥ずかしい私の無知をバラしてしまうと、世界遺産に認定されていた事も知りませんでした。
もう一度、改めて出直そうと思いました。とほほ。
……などという事を語るのはもういいとして、今回の展覧会の一番の注目はコレですよ、コレ。
谷原章介の音声ガイド!!!!!!!!!!!!!!!! (※試聴出来ます)
日頃、展覧会の類に行っても音声ガイドなんて借りる事はない私ですが、これは絶対に聞かねば!!と思い、会場に行く前からにやついていたのですが。
……ええ、今回の目的の2/3はこのガイドの為、というのは秘密です。
だってハラショーですよ、ハラショー。谷原章介のあの語りですよ。
これが単に作品や諸々のあらましを語っているだけではないんだな。
ガイドの順番が書かれているプリントを入場時に貰ったのですが、謎の谷原マークがいくつか付いており、なんじゃこりゃ?と思っていたら……。
マークの所の説明の終わり辺りには「ボクもいつか訪れてみたいです」「こんな○○、本当に素敵ですよね」などという、谷原章介が耳元でそっと感想を囁く、というプレイを体感せねばならないという、アトラクションだったりするのですな。
この企画、グッジョブ。
帰りはアメ横の 『アーグラー本店』にてサグパニールを。
ンマいよ、ここのカレーは。こってりしていて。
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