●『イースタン・プロミス』
(監督:デヴィッド・クローネンバーグ/出演:ヴィゴ・モーテンセン、ナオミ・ワッツ、 ヴァンサン・カッセル 他)
朝一番の10時35分の回からシャンテ・シネにてから敬愛するクローネンバーグ先生の『イースタン・プロミス』鑑賞。
朝イチから見るには素晴らしく爽快な作品でございました。
……が。
ここ暫く、げっちょんぐっちょんなクローネンバーグを観ていないので『スパイダー/少年は蜘蛛にキスをする』『ヒストリー・オブ・バイオレンス』に続き、個人的に不発状態。
面白くて出来の良さ云々とは別の次元の話で。
『イグジステンス』なんかを観ると「嗚呼、やっぱりこういうのが観たかったんだよなぁ」と再確認させられてしまったので仕方が無いといいますか。
それでも早々のシーンに出てくる赤ん坊や喉を掻き斬るシーンなどには相変わらず快感を得てしまう描写をしてくれているのではありますが。
それはともかく。
ロンドンという異国の地で築き上げたロシアマフィアの閉ざされた小さなコミュニティ、更にはその小さな空間の中での歪んだものを描いている本作は“クローネンバーグ先生、ヤクザに目覚めるシリーズ・第2弾 feat. ヴィゴ・モーテンセン”と云ったモノ。
『ヒストリー~』を観た後に言っていたのですが、クローネンバーグ作品に於いて役者に最も大切なのは“眼が暗い”という部分だと勝手に思い込んでいる私。
なのでヴィゴは言うまでもなく完璧な顔立ち。
そしてデボラ・カーラ・アンガーなどの様な目の強い女優が好みかと思いきや、ナオミ・ワッツの起用が結構意外だった今回。
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